6月26日に神奈川県家畜集合センターで行われた乳牛の品評会「神奈川県ブラック&ホワイトショー」で、相澤良牧場(阿久和南)の2頭が各部門でチャンピオンに輝いた。同品評会には県内から約70頭が参加。8部門に分かれて体型の美しさが審査された。未経産(8〜12カ月未満)の部でチャンピオンになったのは同牧場のオーガスタ・D・サンチェス・マミヤ。2歳の部では、昨年4月の中部日本大会でもチャンピオンになったオーガスタ・ララミー・ゴハンが選ばれた。
同牧場の相澤緩始(ひろし)さんは「嬉しかった。神奈川でチャンピオンになったのは久しぶりで、思わずガッツポーズしました」と笑顔を見せる。品評会では息子の宗明(ひろあき)さんが2頭のリードを担当。今回のショーに向けて、歩き方や見せ方の練習を重ねてきた。美しい体型に育てるには、「体質によってエサの量や配合を変えています。運動器を使った歩行運動も大事」と緩始さん。今後は10月の大会などを目指すという。
今回の品評会は当初3月に予定されていたが、震災の影響で開催を見合わせていた。主催する県ホルスタイン改良同志会の会長を務める緩始さんら関係者が、「自分たちにできることをやって地域を元気にしよう」と、開催を実現させた。
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