かのう重雄 市政報告 公明党横浜市会議員団
1、放射能対策
皆さんが不安に感じている学校給食の食材や、汚泥物質の処理方法などを探るため、市内の放射線セシウムを含む汚泥焼却灰の保管状況と、敷地境界の放射線量測定、ごみ焼却工場焼却灰の放射性ヨウ素や、最終処分場排水の放射能濃度、敷地境界の空間γ線量率を調査。また、給食食材検査や農産物放射能測定現場などを視察しました。
2、避難所での健康被害防止
避難所で長く床の上に寝ていると、舞い上がる粉じんや埃を吸い込み、ぜんそくや、足の静脈に血栓ができエコノミークラス症候群になる人、足腰が弱った高齢者は筋力低下で寝たきりにもなりかねません。
災害時協定締結
そこで、宮城県の石巻赤十字病院の医師らと、医学的見地から、健康被害の予防や症状改善の手段として、段ボールベッドの導入を訴えてきた新潟大学・榛沢和彦医師らを瀬谷区に紹介。8月23日には、段ボール製造メーカーと”災害時における段ボール製簡易ベッド等の支援協力に関する協定”を締結。これにより避難所での健康被害が大幅に回避できます。
段ボールベッド
段ボール製簡易ベッドは段ボール箱と段ボールシートをテープで組み立てて完成。体重100キロの人が飛び跳ねても壊れない上に、みかん箱形式でベッドの下に所持品も収納できます。
先月行われた市総合防災訓練では、会場の三ツ境小、瀬谷さくら小、南瀬谷中で、ベッドの展示や組み立て実演を提案。南瀬谷中体育館では、避難所開設の一環で生徒が組み立てた段ボールベッドを、林文子横浜市長が視察しました。
3、赤ちゃんの命を守る
胆道閉鎖症患者の母親から、症状の早期発見・治療に有効な子どもの便色変化を観察する「便色カラーカード」の普及と、来年の母子健康手帳改訂時に、このカードを母子手帳に綴じこむことを国や市へ要望してほしいとの相談を頂きました。現在、実現に向け取り組んでいます。
胆道閉鎖症とは
胆道閉鎖症は、生後間もなく何らかの原因で、肝臓からたん汁を送る胆管が詰まってしまい、放っておくと肝硬変などに進展し、命取りになりかねない恐ろしい難病です。
便色カラーカード
胆道閉鎖症の特徴は、薄い黄色や明るいレモンイエロー、うぐいす色や白っぽい色など、便の色です。そこで、国立成育医療研究センターの松井陽先生が考案された色見本の「便色カラーカード」で赤ちゃんの便色を観察し、簡単な方法で早期発見できます。
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