今年5月に瀬谷区食品衛生協会の会長に就任した 佐々木 茂夫さん 三ツ境在住 68歳
「また来るね」を楽しみに
○…今年5月から瀬谷区食品衛生協会の4代目会長に就任。「40年以上の歴史がある会の長は恐れ多いが、周りの役員の話を聞きながら、過去の会長たちの良いところを生かしてやっていきたい」と決意を話す。自身は瀬谷銀座通りの「豊寿司」の大将。今年で店を構えて43年になる。「3月の震災で食の安全性が問われることが多くなった。暗い話題が多いが、こんな時だからこそ区民の皆さんに食の面から安心安全をお届けしたい」と話す。
○…山梨県生まれ。15歳から横浜に出てきて魚屋に勤めた。その後、「腕に職をつければ食いっぱぐれないようになる」と地元の先輩を頼りに寿司屋で修行を始め、25歳の時に瀬谷区に店をオープンさせた。独り立ちから40年余り。その間、オイルショックやマグロのPCB汚染などを乗り越えてきた。自身を口下手といい、カウンター越しではひたすら聞き役に徹する。「話下手な分、聞き上手になろうと思って。味も店も楽しんでもらって『また来るね』って言われるのを目指しています」。
○…思わず目尻を下げるのは孫の話題。横浜市内に住む孫たちに会うのが最近の楽しみだ。「来てくれる時は頻繁に来てくれるんだけどね」と笑みがこぼれる。中学生の孫とは携帯電話のメールを使ってコミュニケーション。「孫とのやり取りはとても楽しい。でも絵文字の使い方がいまいちわからない」と少し悔しそう。大泉逸郎の演歌「孫」の歌詞になぞらえ、「仕事ばかりで、親の役割を代わりに孫に返しているところですね」と終始笑顔を崩さない。
○…食品衛生協会の会長として一番気がかりなのは食中毒問題。今夏も近隣区で発生し話題になった。「瀬谷区では12年連続で食中毒ゼロ。今後も講習会を開いて自主管理の徹底を図りたい」とし、「できれば消費者、行政、協会で情報交換ができる場を持つことも検討していきたい」と食中毒ゼロに向け力を込めた。
瀬谷区役所から防災・減災に関するお知らせ自宅が安全ならお家で避難が有効。自宅の安全を確保し、備蓄品を準備しましょう。下記動画もチェック。 https://www.city.yokohama.lg.jp/seya/kurashi/bosai_bohan/saigai/t20230904115015761.html |
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