上瀬谷町と目黒町を結ぶ東名高速道路の下の歩行者専用トンネルがもうすぐ完成を迎えようとしている。
これは上瀬谷地区の住民が2007年、「従来の2車線のトンネルでは両側に約50cmほどしか歩行者のスペースが確保できず、歩行者がいる状態で車両がすれ違うのは困難」として横浜市長や市議会宛てに陳情書を提出、10年5月に建設がスタートしていたもの。新設される歩行者専用トンネルは幅3m、高さ2・5m、長さ約50m。トンネルに合わせ、周辺工事を行い、完成は今年12月末を予定している。
瀬谷北部連合町内会会長の奥津敏雄さんは「地域の皆の力で要望活動が受け入れられた。地域の力を結集すれば大きなものでも動くという例の最たるもの」と喜びを表現し、「早く開通して地域住民の安全を確保できるようになってほしい」と話した。
また今年8月には、米軍上瀬谷施設内の共同利用について、日米合同委員会の承認を得た。この合意によって環状4号線を海軍道路に直接通すことが可能になり、慢性的に続く海軍道路入り口付近の渋滞の解消が期待されている。工事区間は上瀬谷通信施設内の約380mと民間の土地70m。同所は以前より周辺住民などから口答で市に改善を訴えかけており、市が09年2月に共同使用について申請を出していた。この道路の完成は2014年度末を予定している。
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