6つの自治会・町内会に約3000世帯が住む瀬谷北部地区。地区内に五輪の塔、牢場の坂、妙光寺の梵鐘など旧跡や昔ながらの風景を残す一方、北町や目黒町、五貫目町などのほか、マークスプリングスや上瀬谷住宅に新たに移住してくる人が増えている。「少子化が進む世の中で、上瀬谷小学校は児童数約800。年を追うごとに増加の傾向にある。新しい人が増えるのは地域にとって喜ばしいこと」と話す奥津敏雄連合町内会長。
2010年には「農作業を通して高齢者と子ども、地域住民が交流できる場を」と上瀬谷農業専用地区内に「ふれあい農場」を完成させた。区内学校の児童生徒たちと手作りの無農薬野菜を育てている。12月17日(土)に瀬谷養護学校で行われる「交流フェスティバル」では育てた大根や白菜、里芋を販売する。
高齢者の見守りにも力を入れている。社会福祉協議会のメンバーが中心となって構成された「むつみ会」が各自治会・町内会と連合町内会で高齢者を招待する「お食事会」を開催。連合町内会の食事会では80人以上を招待している。今年の2月には簡易ライトや水、クラッカー、ビスケット、飴、ホイッスルを入れた防災袋を65歳以上の一人暮らし、70歳以上の老人世帯に配布。「3月11日の震災の時に安心できた」という声が多く聞かれたという。
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