名古屋市の瑞穂公園陸上競技場で10月21日から3日間の日程で開催された「第5回 日本ユース陸上競技選手権大会」。この中の「女子・三段跳」に出場した青柳花菜(はるな)さん(瀬谷区在住)が11メートル84センチ(追い風参考)の記録で2位に入賞した。
横浜清風高校の陸上部に所属する青柳さんは、ユースの部門(16歳と17歳)で全国トップクラスの選手が競うこの大会に2年連続出場。前回、メダル入賞圏内を惜しくも逃し(4位)、「悔しかったですね」と振り返る。
前回の悔しさバネに
前回の反省を踏まえ、1年生の終わり頃から競技経験を持つ顧問に指導を仰ぎ着手したのが「左足強化」。
一般的に利き足が「右」の選手はホップ、ステップ、ジャンプの踏み切りをそれぞれ「右、右、左」の順で跳ぶ。走幅跳でも活躍する青柳さんは、自他共に認めるその強いバネで、2段目の跳躍までは右足で記録を伸ばすものの、3段目のラストジャンプ(左足)が不安定で、伸び悩む要因となっていた。この弱点を半年以上に及ぶ地道な努力で克服し、今シーズン序盤の試合では自己新記録となる11メートル79センチをマーク。今回の大会でも勢いをそのままに本番でも11メートル台後半の記録を連発し、ほぼ下馬評通りに全国2位に入賞。”念願のメダル”を手にし、ホッとした笑顔をみせていた。
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