2011年で創立20周年を迎えた瀬谷区サッカー協会。当初は対外的な窓口としての必要性と小学生の育成を目的に少年サッカーチームを中心に組織。初代会長に故鳥海千賀三さんが就任しスタートした。鳥海さんは、自身が率いていた阿久和ジュニアが休部した後も続投し、19年間会長を務めた。2代目現会長の神保愃一さんは「あの人は『俺がやるよ』と率先してやるタイプ。まとめ役として適任で長いこと鳥海さんに甘えてしまった」と振り返る。
一昨年、自身が会長に就任する時には1期2年交代制に変更。今年度からは「協会全体で瀬谷のサッカーを盛り上げたい」と言うように、社会人リーグを立ち上げるなど、協会創立20年を迎え新たな試みに取組み始めた。
協会が抱える問題の1つに少子化がある。7〜8年前からチームによっては人数が集まらず、学年別の大会に出場できないことも増えてきた。チーム練習の手伝いなど保護者の時間的な負担が少ないチームに人が集まる現状に触れ、「瀬谷区内のチームも金銭的な負担を大きくしたとしても、保護者に手間をかけさせない運営方法に変更していく必要があるのかもしれません」と頭を悩ます。
今後については「本郷公園のサッカー場建設工事の問題や上瀬谷通信基地返還後のサッカー場確保など地域や議員に働きかけていきたい」と話し、第二、第三の栗原勇蔵(瀬谷区出身・横浜F・マリノス)を輩出すべく、誰もがサッカーを楽しめる環境整備に力を入れていく方針だという。
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