瀬谷交通安全協会会長に就任した 渋川 正継さん 五貫目町在住 75歳
事故0(ゼロ)目指し全力で励む
○…5月29日付で瀬谷交通安全協会会長に就任。「責任重大です」と神妙な面持ちで話す。約30年前、「何か地域の役に立ちたい」と同五貫目支部に入会。その後、様々な役員を歴任、副会長も12年間務めた。年10回以上行う注意喚起のイベントも、会を率先して取りまとめてきた。経験豊富、満を持しての就任に思えるが「やっぱり会長は違いますよ」と、会長としての責務の重さを痛感している。
○…「会員の皆が動き易くなるよう、組織の強化を図りたい」。会の動きを良くすることが、防犯・防災にもつながるという。「副会長たちとも力を合わせ成し遂げたい」と強いリーダーシップで会を引っ張っていく。会長として一番力を入れたいのは「浜っこ交通安全教室」。「子どもは地域の宝。死亡事故を無くすため、警察、学校、母の会とも連携して精一杯力を注ぎたい」と熱い。そしていつか「公会堂で『交通の祭典』をやりたい」と子どものように無邪気な顔で夢を語った。
○…厚木市生まれ。約40年前、当時住んでいた大和から、五貫目町に移り住んだ。「家を建てる時、妻の知人の棟梁に勧められてね」。住み心地を聞くと「街なかと違って、自然もあるし良いところだよ」と五貫目の町が心底気に入っている様子。その地に、夫人とずっと二人で暮らしてきた。2年後には金婚式を迎える。「喧嘩は1度もしたことないね」。上場企業を辞め、40代で電熱材料加工会社を立ち上げた時も、夫人は文句一つ言わなかったそう。「趣味も全然違うしね。べったり過ぎないとこが良かったのかな」と頬を赤らめた。
○…子供の頃から楽器に触れるのが大好きだった。「ハーモニカなら、原っぱとかで気軽に吹けていいかなあと思って」と、3年程前から月に数回、教室に通っている。時には老人ホームで演奏会を開くことも。好きな楽曲は「ふるさと」。「やっぱり童謡はいいよ。心が和むしね」と目じりを下げ優しく笑った。
|
|
|
|
|
|