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瀬谷区版 公開:2012年9月13日 エリアトップへ

ホテルミラコスタのレストランでシェフを務める 工藤 雅克さん 二ツ橋町在住 42歳

公開:2012年9月13日

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食にかける思いが力の源

 ○…千葉県の有名リゾート施設群。その敷地内に位置し、最も景観がよいとされているホテルのレストランでシェフを務める。「いろいろなお客様が来られる。安全に、そして喜んで帰っていただくのが第一」。昼と夜のショーが一望できる最高のロケーションで、最高の料理とおもてなしを提供する。

 ○…中学生の頃は、漠然と寿司職人に憧れていたという。高校を卒業して料理の専門学校に進み、就職先がホテルのフランス料理店だった。しばらくして欧州武者修行を決意。単身フランスに渡る。「一つ星から三つ星まで様々なレストランで経験を積めた。ここで培った人脈も大きかった」と異国での4年間を振り返る。米・醤油・味噌の国で育った人間が、本場フランスに飛び込んだ意義は大きかった。

 ○…料理へのこだわりは相当なもの。帰国後はミラコスタ勤めが始まったが、コンクールへ参加し続け、2003年には全国的な仏料理大会で日本一に輝いた。今でこそ審査員を務めるような立場になったが、自らの技を高める努力は怠らない。「とにかく味を追求したい。リゾート施設だからという言い訳は有り得ない」ときっぱり。

 ○…休日は海釣りが専ら。海で遭遇する「旬」も仕事にいかせる。「釣った魚はさばいて食べる。これが行かせてもらえる条件でして」と台所の奥をチラリ。妻と1男2女の幸せな毎日だ。「私も子どもみたいに迷惑ばかりかけていますが…」と笑う。

 ○…職場では20人の料理人を束ね、技術的な指導はもちろん、各々の将来にまで思いを馳せる。小学校では味覚教育のボランティアも務める。魚や野菜など生産者を大事にしようという思いも。見つめる先は、常に未来の食について。「この先、どんな環境が待ち受けているかわからない。今できることは、やっておきたいから」。食にかける思いがパワーの源だ。

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