春近し 区内各所で雛飾り 自作の品や年代物も
桃の節句を前に、区内各所で2月末から3月上旬にかけて吊るし雛の作品展や雛祭りが行われる。
中屋敷古民家(中屋敷1の28の4、石井秀人さん宅)では、2月27日(水)から3月3日(日)まで中屋敷吊るし飾り雛祭り作陶展が開催される。午前10時から午後4時まで。
約1000点にもおよぶ作品が並び、鳥や草花をあしらった春らしい吊るし雛のほか、着物の帯に模様を縫った掛け飾り、七福神人形などが飾られる。おしるこや甘酒などのあったかメニューや、手作りの木工細工、オリジナル作品を展示即売も。詳細は石井さん【電話】301・5154へ。
長屋門公園(阿久和東1の17の1)では、雛人形約600体と吊るし雛が飾られており、明治・大正といった年代物の人形も飾られている(3月26日迄)。3月3日(日)はひな祭りで午前10時からひなあられのプレゼントのほか紙芝居、人形劇などの催しがある。参加無料(ひな祭り茶会は有料)。
詳細は同公園【電話】364・7072へ。
竹村町の川口夏江さん宅で3月1日(金)から3日(日)まで、10回目、そして80歳となる集大成の作品展が行われる(午前10時から午後3時頃まで)。古布で作った吊るし雛や、紫式部、竹久夢二、光源氏をテーマにした布絵に加え、今年は屏風絵に挑戦した川口さん。土蔵の中で破れ、眠っていた屏風を修理し、見事に再生した。そして尾形光琳の燕子花(カキツバタ)を描いたという。川口さんは「吊るし雛で使う布と違い色が少なく限られた色で花を再現するのは難しかった」と話す。3日は茶席も。川口さん宅は築125年といい、関東大震災にも耐えた古民家だ。
瀬谷駅北口からバスで「竹村」下車(案内有)、瀬谷養護学校正門右奥。
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