今年に入り瀬谷消防署管内の火災が急増、2月28日の時点で昨年に比べて14件増の16件発生している。死者1人、負傷者4人、焼失面積も800平方メートルを超えた。
過去5年間の数字と比べてみても群を抜いて多い。16件のうち半分は放火の可能性が高く、連続放火の疑いもあるとして現在、火災原因を調査中だ。また、例年あまり見られない着衣に火が燃え移る火災も3件発生。高齢者の被害が多いことから、燃えにくい防炎製品の使用や万が一着衣に火が着いてしまった場合の対処法などを自治会や老人会に注意喚起を行っている。
同署では現状を重く受け止め少しでも火災発生を防ごうと「春の火災予防運動」前後の期間(2月27日〜3月31日)にも火災予防の広報活動を実施。まず三ツ境駅前広場で2月28日、街頭キャンペーンを行った。当日は街行く人たちに「命を守る7つのポイント」や「出火時の初期対応」、「放火させない環境づくり」などの説明が詳細に書かれたチラシやティッシュを配りながら、大きな声で火災への注意を呼びかけた。
今後は街頭以外にも消防隊や消防団による巡回、メールマガジンの配信、催事会場での情報提供など様々な形で火災予防広報を実施し、住民への防災意識の向上を訴えていく。
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