神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2013年7月11日 エリアトップへ

国際交流Seya 活動20年の節目迎える 外国人の暮らしを手助け

公開:2013年7月11日

  • LINE
  • hatena
紙芝居を作成するグロリアさん
紙芝居を作成するグロリアさん

 地域に暮らす外国人に、少しでも安心して楽しく毎日を過ごして欲しいとの思いから始まった国際交流Seya(舩矢多紀子代表)。ボランティア団体として活動を続け、今年発足20年目を迎えた。

 ブラジル出身の母親が就学前の娘に日本語を教えたいという話を、現代表の舩矢さんが知人から聞いたことがグループ誕生のきっかけ。自身も身近な生活の中で日本語交流をする場が欲しいと話していた時だった。日本人と同じく母親として手ほどきをしたいという子を思う母の気持ちに感動し、1993年の9月から「瀬谷発国際交流」として日本語教室をスタート。当初は生徒1人に先生が3人で日本語を教えていた。「初歩ほど難しく、ジェスチャーを駆使しながらコミュニケーションをとった」と当時を振り返る。生け花や料理教室などのイベントを通じて交流の輪を広げてきた。漢字圏の中国出身者は吸収力が早く、日本語能力試験1級に合格した人も。

 「生活や仕事に生かせる日本語習得の手助けがしたい」と現在は日本語教室に重点を置き、読み書きができるようなレッスンを中心に行っている。スタッフも生徒も主婦が多く、雑談を交えながら子育ての話をすることも。約10年前から教室に通うペルー出身のグロリア・ロブレス・ヴェラスケスさん(37)は、「日本語だけでなく生活や歴史、文化も学ぶことができる」と毎週のレッスンが楽しみな様子。今は教室内のスピーチに向け、自ら提案した紙芝居を作成して練習に励んでいる。

 外国人同士の口コミで広まったこの教室。生徒は現在11ヵ国24人に上る。「日本の人口が減っていく中、外国の人々は様々な面で助けになってくる。しっかりと息の長い活動を続けていきたい」と舩矢さん。30周年に向け、これからも瀬谷だけでなく近隣に住む外国人たちと更なる交流を深めていく。

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook