横浜市消防局長賞 区内初、宮沢連合が受賞 3年間連続無火災日を達成
瀬谷消防署(大山潔署長)で10月10日、宮沢連合自治会(杉本定見会長)が連続無火災日地域表彰を受けた。同自治会は年間を通じて防災指導会などを積極的に実施し、3年間、1095日間の無火災日を達成した。
宮沢連合自治会は11の自治体があり、約3000世帯が暮らしている。自治体ごとに消火栓の使い方などを学び、中には保育園と協力して行う自治体もある。そのほか年2回連合自治会が主体となって消火訓練やAED体験などを実施している。今年度は瀬谷消防署協力の元、9月に南瀬谷小学校で訓練を行い、約500人が参加した。「世帯数で考えると多くの人が参加してくれた」と杉本会長が話すように地域住民の防災意識の高さがうかがえる。
また、今年から自治会の防災担当者約50人が集まり、夜間パトロールと早朝パトロールを年5、6回実施し、防災と合わせて防犯にも力を入れている。このような日々の活動の成果が、2010年8月25日から今年の8月23日までの3年間(1095日間)連続無火災日達成に繋がったようだ。
同自治会は昨年、2年間の無火災日を達成したとして瀬谷消防署に表彰されたが、今回は横浜市消防局長賞。これは区内で初めての表彰。「この節目を契機にこれからも防災に励んでほしい」と大山署長がエールを送ると、杉本会長は、「会長就任1年目からこういった賞をもらえてたいへん光栄。今回いただいた賞状のコピーを回覧し、今後も火災の起きないよう地域住民に啓蒙活動をしていきたい」と力強く決意を話した。
今年に入り、瀬谷区内の火災発生件数は32件(10月10日現在)で、その主な原因は放火だという。
|
|
|
|
|
|