防災意識の向上目指し あづまの幼で大避難訓練
あづまの幼稚園(東野台・鎌田康夫理事長)で11月15日、中瀬谷消防出張所協力のもと、大避難訓練が行われた。
東日本大震災をきっかけに始まり、昨年に続き2度目の実施。母の会も炊き出しで参加し、半日かけて大規模な訓練が行われた。
当日は消防車見学や消火服を試着した。メーンの1つである煙体験では、実際に煙を出す機械を使い、その部屋を通過。地面に近いほど煙が少ないことを、身を持って体験した。園児たちは署員との約束を守り、ハンカチで口を覆い、姿勢を低くして通過していた。
昼食は非常食として備蓄しているアルファ米の混ぜご飯と豚汁を用意。日常的に非常食を消費し、食べたら買い足すという行為を繰り返すことで、常に新しいものが備蓄されるという方法を実践している。「ご飯といえば白米というイメージが園児にあり、混ぜご飯は嫌いな子が多い。非常時は選んでいられないので、それをわかってもらいたい」と職員の一人は話す。鎌田千恵子園長は「保護者も協力してくれ、万が一何かあった時に訓練していると心強い」と話した。
|
|
|
|
|
|