火災を未然に防いだとして左馬社の郷土芸能保存会橋戸囃子連(芝本重次会長)と橋戸南自治会(朝倉正義会長)に1月30日、大山潔瀬谷消防署長から感謝状が贈られた。
1月3日午後3時頃、例年通りに橋戸囃子連の6人と橋戸南自治会員1人が獅子舞とお囃子で町内を練り歩いていると、橋戸三丁目付近で異臭に気付いた。焦げ臭さがどこからくるのか辺りを見渡していると火災警報器の音が聞こえた。その住宅へ行き声を掛けてみたが全く応答がなかったため、当日リーダーを務めていた橋戸囃子連の芝本堅司さんが携帯で119番通報。約10分後、下瀬谷特別救助隊が現場に到着、内部へ侵入したところ、台所のガスコンロに火が点いたままの鍋を発見した。住人は高齢者で、別室でテレビを点けたまま眠っていたらしい。適切な判断と迅速な通報が火災を未然に防いだ。
芝本さんは「普通のことをしただけ。誤報だったらと判断が難しかったが本当に良かった」と話した。一緒に見回りをしていた橋戸南自治会の吉川祥一さんは「焦げついた臭いがすごかったので心配したが未然に防げて良かった」と話した。
瀬谷区では今年に入り9件の火災が発生(2月3日現在)、昨年同時期と比べ5件増加している。原因のほとんどが放火と見られており、大山署長は「玄関先に燃えやすいものを置かないなど、放火されない環境づくりを今後、強く呼びかけていきたい」と語った。
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