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瀬谷区版 公開:2014年3月13日 エリアトップへ

かながわ部活ドリーム大賞で顧問賞を受賞した 志澤 崇さん 瀬谷西高校教諭 36歳

公開:2014年3月13日

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将来に向けた手助けを

 ○…県内公私立中高の部活動で優れた取り組みを行う団体や個人に贈られる「かながわ部活ドリーム大賞」。県立瀬谷西高校サッカー部顧問としての活動が評価され、このほど顧問賞を受賞した。「優れた実績など残していないが、生徒たちがいたから手にできた賞」とまず口にしたのは教え子への感謝の言葉。部員数50人を超える大所帯の運営を続けてきたことも受賞理由の一つになったようだ。

 ○…少年漫画「キャプテン翼」に憧れてサッカーを始めたのは小学2年生の時。「人数が多いスポーツには仲間と過ごす楽しさがあった」と魅力を語る。中学時代にはJリーグが開幕。高校の部活では攻守に重要な役割を担うボランチとして主将を務めるも大会等で上位には進めなかったという。「より高いレベルへ」。志高く練習に励んだ大学時代には、200人近い部員にもまれた。1軍、そして日本一を目指したが、練習中に負った怪我もあり、2学年の終わりには指導者の道に進むことを決めた。

 ○…中学教員を7年間勤めた後に県立瀬谷西高校へ。転任初年度は副の立場で顧問をサポートした。まとまりきらないチームに歯がゆさを感じたこともあったが、卒業時に見たのは生徒の涙。「もっとできたのでは」とともに悔しがった。主顧問になった2年目からは、生徒同士で話し合い、考えさせる指導を心掛けるように。「試合中にこちらが全てを指示できるわけではない。自分たちで気付き、行動することが大事」。サッカーを通じて成長した自身の姿が生徒と重なる。

 ○…クラス担任も務める。文化祭では生徒とアイデアを出し合い、A4用紙約3000枚を使った巨大モザイクアートを制作して注目を集めた。「高校の3年間は将来の道を決める貴重な時間。ここで過ごした日々が一生の宝になるよう、少しでも後押しができれば」。笑顔で話すその姿から、生徒の将来を想う愛情の強さが伝わってきた。

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