神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2014年3月20日 エリアトップへ

上瀬谷小学校前信号 保護者念願の歩車分離式 3年越しで実現

社会

公開:2014年3月20日

  • LINE
  • hatena
信号機の使い方を教わる児童たち
信号機の使い方を教わる児童たち

 上瀬谷小学校前の交差点信号機が2月26日、歩車分離式に変わった。保護者や小学校関係者の強い想いが行政を動かし、安全なまちづくりへと前進した。運用当日には関係者らによる「渡り初め式」が行われ、今後の児童の交通安全を願った。

 一般的に交差点では右折車と歩道を横断中の歩行者との事故が多いと言われている。上瀬谷小学校前の交差点は車の通行が多いのに対し歩道が狭く、兼ねてより保護者や地域住民から危険性が指摘されていた。2011年、保護者や校外委員、学援隊らの意見をまとめ、上瀬谷小学校が瀬谷警察署に「学校前の信号を歩車分離式にして欲しい」と要望書を提出。要望を受けた同署ではすぐ現地調査を開始した。児童らの安全な登下校のためには、信号機を改良すべきと判断、翌12年3月に本部の公安委員会へ上申書を提出した。昨年11月に許可がおり、2月26日、念願の歩車分離式信号機の運用開始に至った。

 ボタンを押し、横断歩道が青になった際、車用の信号が全て赤になる「歩車分離式信号機」。区内では現在、瀬谷小学校前と下原公園入口の2カ所で運用されており、今回の上瀬谷小前が3カ所目。26日には瀬谷警察署、瀬谷土木事務所、学校関係者、地域住民らによる「渡り初め式」が実施された。

 渡り初め前に古谷野明校長は「今までは車と一緒で危なかったけれど、これで安心して渡れるようになりました。ありがとうございます」とあいさつ。続けて児童に「みんな、しっかり安全を確認して渡りましょう」と声を掛けた。

 増田勝瀬谷警察署長は「事故が起きにくい交差点になりましたが、右、左の確認をしてから手を上げて渡って下さい」と児童らに注意を呼び掛けた。校外委員らには「引き続き見守り活動をお願いします」と安全への協力を仰いだ。

 児童らは押しボタンの説明を受けた後、関係者と一緒に元気に手を上げて横断歩道を渡った。その様子を見た学援隊の一人は「早く実現して良かった。これで子どもたちも安心して歩道を渡れます」と語っていた。

分離式でも手を上げて
分離式でも手を上げて

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook