市立武道館 建設推進大会に300人 五輪前の完成目指す
関内ホールで3月8日、第5回横浜市立武道館建設推進大会が開かれ、関係者約300人が参加した。剣道や弓道など、横浜市10武道団体が「人創りの拠点」として、東京五輪前の武道館建設を目指す活動の一つ。
主催の横浜市立武道館建設推進協議会(小川肇会長)は、武道団体が中心となって2002年10月に結成された。武道館建設を目指して、これまで15万人を超える署名活動や要望書の提出などを行ってきた。
大会では、横浜市市民局局長の西山雄二氏が「横浜市のスポーツ振興」をテーマに講演。横浜文化体育館50年の歴史を振り返り、五輪競技を行った経歴などを紹介した。9割を超える稼働率や2011年度から中学校で武道が必修化されたことに触れ「長く愛され、自慢できる体育館を目指す」と話した。
市内には県立武道館(港北区)があるが、観客席が少ないなど小規模の施設特有の課題がある。2020年の東京五輪に向けて「市立武道館が各国選手の練習場にもなれば」と横浜市体育協会の山口宏会長は期待する。
市はまた、横浜文化体育館(中区)を再整備する方針を固め、2014年度予算案に調査費2千万円を計上。隣接する横浜総合高校の跡地を活用し、武道館機能を有するサブアリーナの整備も検討するという。
小川会長は「当初は夢幻のことだったが、具体的に進んできた。一日も早い実現に向けて加速していきたい」と話した。
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