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Seya防災ネット 高齢者施設の分科会発足 課題共有、対応力向上へ

社会

掲載号:2014年4月3日号

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あいさつする久保田会長
あいさつする久保田会長

 2012年に誕生したSeya防災ネットワーク(西洋一会長)に瀬谷区内の認知症高齢者グループホームおよび小規模多機能型居宅介護事業所全35施設が加入したことを機に3月14日、「小規模高齢者施設等分科会」が発足した。これにより、各施設間のつながりを強固にし、災害対応能力の向上を目指す。

 同ネットワークの前身は「瀬谷区自衛消防組織連絡協議会」。東日本大震災発生後、地域の防火防災意識を高めるため、名ばかりだった組織を改変、名も変えて12年4月に再スタートした。当時31事業所だった加入団体も今年2月には226団体に拡大した。

 会員数が増えると今度は細かい動きがしづらい状況に。そんな問題を解決しようと昨年3月に初めての分科会「ピンチをチャンスに!減災共助の会」(金子美津子会長)が発足した。同業種の会員が集まり、会をつくることで、それぞれの意見を聞き、抱えている課題を共有しやすい環境とした。定期的に、要援護者理解講座や減災行動ワークショップなどを実施、減災活動を実践している。

 今回発足した「小規模高齢者施設等分科会」はこれまでの準備期間で、地域連携をテーマとした意見交換会や2回にわたる消防訓練交換会等を実施してきた。区内の認知症高齢者グループホームと小規模多機能型居宅介護事業所の全施設が加入したことにより正式に発足するに至った同分科会。今後は定期的に、実践的な消防訓練や意見・情報の交換会、消防用設備等の研修会を行う予定だ。震災時の木造密集地における火災延焼対策や地域との連携を目指した初期消火箱の導入についても話し合いを進めていく。

 大山潔瀬谷消防署長は「同じ業種のみなさんが抱えている課題を共有できるようにしたいと考え、分科会を発足しました。施設間の交流を深めることでつながりを強固にし、区全体の防災意識を高めていただきたい」と語った。

 3月14日に行われた第1回目の分科会で会長に選ばれた久保田雅徳さん=人物風土記で紹介=は「この分科会が各施設をつなげるきっかけになれば。問題はみんなで解決し、減災の理解を高められるよう働きかけていきたい」と語った。

つながりを強固にすると誓い合った
つながりを強固にすると誓い合った

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