2014年度横浜瀬谷ロータリークラブ会長に就任した 市川 三喜男さん 阿久和東在住 71歳
「第2の故郷」に恩返しを
○…横浜瀬谷ロータリークラブ(RC)会長として一年間、地域に沿った活動や会員の増強、国際RCとの関係性強化など、社会奉仕活動に尽力する。「会員全体でチームワーク良くやっていきたい」と話し、毎年行っている赤い羽根募金や瀬谷フェスティバル等に加え、思案中の計画は多い。「1年で新しいことをやるのは難しい。出来ることと出来ないことがあるということをしっかり認識しつつ需要を掘り起こしていけたら」と謙虚な姿勢をみせる。
〇…福島県東白河出身。農家の次男に生まれ、「都会への憧れはずっと抱いていた」と少年時代を振り返る。中学校卒業後に上京し、夜間高校に通いながら仕事をするという「二足のわらじ」生活を送った。建設会社での段取りや自動車を扱う仕事をするうち、「自分の会社を持とう」と決意。1972年に会社を興し、建設資材の梱包などを行う市川商店を経て、現在の市川運輸株式会社へ。94年には故郷・福島に営業所を構えるなど、事業を展開してきた。
〇…これまで西区や保土ケ谷区、旭区など何度か引っ越した後、瀬谷区に落ち着き、その発展を見てきた。「瀬谷は第2の故郷。40年以上会社をやってきて地元の方にはかなりお世話になった。仕事をするには信頼が大事だから、裏切ってはだめだね」と信念を語る。11年の東日本大震災では、地元に津波の被害こそなかったものの、未だ見つかっていない人がいる事実に思いを馳せ「人の心や大事な物はお金じゃ買えない」と実感を込める。「簡単ではないが、RCとしても何か被災地の支援が出来れば」。瀬谷と福島をつなぎたいという気持ちは強い。
〇…「熊野神社の祭りに遊びに来ると賑やかでね」と、5人の孫の話になると頬を緩める。ゴルフや釣り、山登りなど趣味は多彩。多忙な日々だが、「会員一丸となってRCをよくしていきたい」と穏やかな表情で意気込んだ。
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