宮沢の森愛護会 環境保全続け20年 式典に関係者ら50人
宮沢ふれあい樹林など地域の自然環境保全に取り組む「宮沢の森愛護会」(今泉衛会長)設立20周年を記念し、宮沢ふれあい樹林で8月23日と24日、ふれあい夏祭りと記念式典が行われた。
同会が保全・育成活動を行う宮沢ふれあい樹林と東山ふれあい樹林は、市の「ふれあいの樹林制度」によって1994年に指定された緑地で、約4ヘクタールに渡って住宅街に広がり、散策路等も整備されている。
2日間の行事は、同会設立20周年記念事業として、行政や地域の環境保全活動を行うNPO法人楽竹会や東山の水辺愛護会など、複数の団体と連携し、「地域コミュニティ推進委員会」を立ち上げて実施したもの。
夏祭りはあいにくの雨模様となったが、南瀬谷なかよしホームの子どもたちによる竹琴太鼓演奏や歌の発表、出店も多数並ぶなど、会場には多くの地域住民が集まった。さらに今年は、若い世代の参加が目立ったと話す楽竹会の奈良部岩次代表。「ふれあい会や新栄会の有志の皆さんが屋外ゲーム用具を購入し準備してくれ、祭りを盛り上げてくれた」と感謝を述べた。
2日目の記念式典は、相原信行瀬谷区連合自治会長をはじめ、杉本定見宮沢連合自治会長、中田ふれあいの樹林の会員ら約50人が集まった。市から同会に表彰状が贈られたほか、地権者にも感謝状が手渡された。
今年は記念事業の一環として、地域の環境保全に関わる各団体のこれまでの活動記録の写真や、「海」「川」「森」に生息する自然の生き物の展示コーナーが設置され、同会の活動を振り返るパネルでは自然観察会の様子などが紹介され、訪れた人たちに20年の歴史を伝えていた。
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