県内で被害が拡大している振り込め詐欺に対し、区民と協力して対策に取り組もうと「瀬谷区振り込め詐欺撲滅決起大会」が10月29日、瀬谷駅北口広場で行われた。主催は瀬谷区防犯協会、瀬谷区役所、瀬谷警察署、瀬谷職場警察連絡会。
瀬谷区では今年に入り21件の振り込め詐欺が発生。被害額は約9000万円にのぼる(11月9日現在)。区民の振り込め詐欺に対する抵抗力を高め、被害の撲滅を図るため、初めての決起大会を実施することに。
あいさつに立った佐藤政宏瀬谷警察署長は「過去最高の昨年を超えそうな勢い。地域力が大きな抑止力となる。被害を防ぐため地域力を活かして欲しい」と呼び掛けた。
主催者、来賓者のあいさつの後、県くらし安全指導員による振り込め詐欺寸劇を披露。最近多い「カバン忘れた、母さん助けて」から「同僚が取りに行くから」の詐欺手口が説明された。
来賓として出席した俳優の金田賢一さんは実家に掛かってきた詐欺電話の実話をしながら「『金田さんは金出さん!』のポスターを心に留めておいていただき、被害に遭わないよう親子の絆を深めて」と話した。
最後に「振り込め詐欺は絶対に許さない」「瀬谷区からは、これ以上被害者を絶対に出さない」の決意とともに振り込め詐欺撲滅宣言がされ、会は終了した。
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