市政報告 小さな声を聴く力、声をカタチに! (教育環境の充実を目指して)横浜市会議員 かのう重雄
■夜間中学校を全都道府県に設置
平成22年3月、夜間中学の支援をしている「神奈川・横浜の夜間中学を考える会」より、法律で定められている義務教育の教科書無償配布を横浜市の夜間中学校では実施されていないとの相談を頂きました。
その後、議会質問などを重ね昭和25年の開級以来始めて、22年4月から教科書の配布を実現。
国会議員とも連携し、夜間中学の充実に取組んできました。今般、文部科学省は、戦後の混乱や貧困、ひきこもりなどで義務教育を修了出来なかった人たちが通う、公立夜間中学校を全都道府県に最低1校設置するため、前年度比で約15倍の4400万円の関連費を来年度予算に計上することが決まりました。
■市立中学校で配達弁当を導入
私たちが進めてきた中学校の昼食について、横浜市は家庭から持参する弁当を基本としつつ、当日注文可能な業者弁当やパンの販売とともに、事前予約で温かい配達弁当が食べられる制度を、平成28年度中から全校実施を目指すとの見解を明らかにしました。
配達弁当は、民間業者が調理・配達し、ご飯と汁物、おかずは4品以上からなる2種類のうち1種類を選択。牛乳もつけて栄養バランスに配慮、使用食材やアレルギー情報を記載した献立表を事前に配布します。
さらに横浜市は、家庭弁当も配達弁当の費用負担も難しい家庭に対しても今後検討し「何らかの配慮をしたい」との考えを示しました。
■南瀬谷中学校にエレベーター設置
平成22年より、車イス使用の児童や家族、その児童を支援している関係者から設置が望まれていたエレベーターが、11月に南瀬谷中学校に設置されました。
当初、児童の通っていた南瀬谷小学校への設置を実現しようと地元の南瀬谷自治連合会、宮沢連合自治会などが中心となり署名活動を展開し、22年12月15日に「南瀬谷小学校にエレベーターの設置を求める要望書」を市教育委員会に提出。
しかし、構造上の問題などで設置が出来ないとされ一時頓挫しかけましたが粘り強く交渉し、児童の南瀬谷中学校入学を機に教育委員会、学校、PTA、生活支援員、社協、区民の会、地元自治会などの協力も頂き今回の実現となりました。
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