乳幼児がいる家庭で防災について考えてもらおうと、瀬谷区と地域団体が主催して1月10日と24日に行われた「子連れアクティブ防災講座」。2日目の実践編には子育て中の区民らが参加し、非常持ち出し袋の中身の確認やアルファ米の試食等、緊急時の対応を学んだ。
同講座は、瀬谷区こども家庭支援課と地域子育て支援拠点にこてらす主催、Seya防災ネットワーク分科会「ピンチをチャンスに!減災共助の会」の協力で行われたもの。24日は、事前の学び編で子連れ避難のポイントや防災の基本など知識を深めた子育て中の区民ら、約30人が参加した。
楽しく防災力を身に付ける「ACTIVE防災」を提案するNPO法人ママプラグ副理事長の冨川万美さんを講師に、被災した母親たちの体験等を紹介しながら進められた。
冨川さんは、「手作りの離乳食を食べていると、子どもは市販のものを食べないこともある。普段から少しずつトライして緊急時に備えて」など具体例を挙げて説明。防災グッズの紹介では、100円ショップで揃えたり、機能性を重視したりするなど「自分なりにテーマを決めて考えてみて」とアドバイスした。
避難所を想定した水缶詰と五目ごはんアルファ米の試食では、参加者から「温かいものが食べられると嬉しい」との声が。さらに、ディスカッションでは「家族の防災グッズを見直したい」「子どもたちが自分で身を守れるように教えることも必要だと思った」など、今後に生かしたいという活発な意見が多く上がった。
冨川さんは「瀬谷区では初めてだったが参加者が多く、皆さん意識が高かった。家族での話し合いや顔見知りを増やすことは大事。ぜひアクションを起こしてほしい」と話した。
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