大規模災害等の緊急事態時に関係機関が迅速かつ的確に対応するための災害対策合同訓練が1月25日、北町の(株)エスシー・マシーナリ東京機械センターの敷地内で実施された。
訓練には瀬谷警察署、県警本部危機管理対策課即応対策チーム、県警第二機動隊レスキュー部隊、瀬谷消防署、瀬谷安全運転管理者会ら約40人が参加した。「即応対策チーム」は東日本大震災後に結成されたチーム。昨年8月に広島で発生した土砂災害時も現地で救助活動を行った精鋭だ。同チームが加わることでより実践的な訓練となった。
県内で震度7の地震が発生し、作業現場内を走行中の車両が施設に衝突、車内に運転手が取り残されたという想定で訓練が行われた。
県警部隊や安管会員らが主導となり車内に閉じ込められた運転手を救出する訓練では、本物の車のドアをウォーターカッターで切断し救出活動を、事故車両の移動訓練では簡易レッカーを使って人の手で移動するなど、本番さながらの緊張感の中、進められた。その後、消防署主導で作業現場において有毒ガスが発生したと想定した、有毒ガス対処訓練も行われた。訓練を見学していた地域の人の中には、迅速な動きで対処する隊員らに対し、時折、感心の声を上げる人も。警察と消防が合同で行った本格的な訓練を、多くの人が真剣な眼差しで見つめていた。
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