シュタイナー教育の思想から生まれたウォルドルフ人形と羊毛を使った手仕事作品の企画展が5月29日(金)・30日(土)に開かれる。午前10時から午後4時まで。
ウォルドルフ人形とは、羊毛を中心に自然素材で手づくりされる人形。スウェーデンで生まれ、佐々木奈々子さん(泉区在住)が紹介し日本でも広く知られるようになった。
人形は4等身の健康的なプロポーション。しかし、表情や服など飾り立てることをしない。これには、子どもたちが想像を膨らませ、自分の気持ちを投影できるようにとの配慮がある。弾力のある羊毛で作られた胴体は子どもの肌のようで、天然素材のよさが伝わる。
買って与えるのではなく、使う子どものことを考えて身近な人が作る点もこの人形の特徴の一つだ。汚れた時は洗い、破れた時は修繕することができることから、子どもたちが長く付き合うことができる。
企画展では、全国のウォルドルフ人形講師陣の作品69体を展示。簡単なワークショップも予定している。佐々木さんは「人形や手仕事作品を通して、子どもたちの育ちに役立つぬくもりを感じ取ってもらえたら」と話す。会場はアトリエおひさまたまご(泉区白百合1の8の5)。駐車場なし。問い合わせは佐々木さん【電話】045・811・6708。
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