2001年に発足以降、瀬谷の魅力を伝え続ける「せや・ガイドの会」(鈴木正志代表)。同会が年4回発行する『わがまち瀬谷』が、この7月発行で通算50号を迎えた。創刊号から50号までをまとめた記念誌も計画中だ。
同会は1998年から3年間、瀬谷区が行った生涯学習講座が母体。講座では名所旧跡や自然を散策しながら、瀬谷の歴史を学んだ。この活動を継続しようと有志らが立ち上がり、2001年に「よこはま瀬谷探訪の会」を発足。以降、ボランティアでまち案内やウォークイベントを実施してきた。2009年4月、会の名称を「せや・ガイドの会」と改称、今年度は瀬谷区いきいき区民活動支援事業にも認定されている。
『わがまち瀬谷』は生涯学習講座開講中の2000年に創刊。変化していくまちの風物や伝統、行事などを「まちの記録紙」として5回発行した。講座終了後もこの活動を継続、年に4回の季刊紙として発行を続けてきた。紙面はA4版、表裏2頁で瀬谷区内の公共施設などに配布している。
表面では「瀬谷の魅どころ」と題し、瀬谷区内の神社仏閣や旧跡などを紹介。裏面には季節に合わせた花や植物をまとめた「花あっちこっち」、瀬谷の団体や街の話題を取り上げた「耳より情報」、主に区内の町や学校にスポットを当てた「まちかど」を掲載している。鈴木さんは「写真が得意な人、文章が得意な人、メンバーで手分けしながら作っています」と話す。
毎号、区庁舎に紙面を取りに来るという女性は「知らない瀬谷の歴史が載っているのでいつも楽しみ。花の情報などもよく参考にして撮影散策に行ったりします」と語った。記念の50号を迎えたことについて鈴木さんは「今後も後世に伝え残したい瀬谷の魅力はまだまだたくさんある。会が存続する限り、号数を積み重ねていきたい」と話した。
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