上瀬谷町にある若宮八幡宮で6月28日、地域住民らが参加して落慶式が行われ、新しく作られた手水舎が披露された=写真。
若宮八幡宮は、室町時代末期の永禄年間(1558〜1569年)、岩崎丹後守によって創建されたとされる。本殿は権現造り。別名「ごちゃごちゃ稲荷」とも呼ばれている(せや・ガイドの会著「ふるさと瀬谷の探訪」より)。1968(昭和43)年には、背後を通る東名高速道路の建設により、社殿が現在地に移築された。
地域住民ら180人が寄付
手水舎は、「てみずや」「ちょうずや」などと呼ばれ、拝礼の前に手を洗って口をすすぎ、身を清める場所。以前の手水舎は明治から大正時代初期に建てられたといい、同宮の総代である岩崎克夫さんは「かなり老朽化していて、屋根は台風の影響ではがれるなど、みすぼらしい状態だった」と話す。通行する人もいるため、怪我人が出ないよう、新築を提案。昨年9月頃から準備を始めた。
手水舎に使用するケヤキの木を調達するため、かかった時間はおよそ半年。建築には、地元上瀬谷町の宮大工が協力した。地域住民など約180人から寄付が集まり、それらが費用に充てられ、「予定よりも立派な資材で作ることができた」と岩崎さんは話す。
落慶式当日は、司祭の橋田嘉紀宮司をはじめ、氏子など関係者らが出席。新築の手水舎が披露された。岩崎さんは「皆さんの評判も良い」と生まれ変わった手水舎に喜びもひとしお。9月12日、13日の秋の祭礼で改めて地域住民らに見てもらう機会を作ることにしている。
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