水辺の生き物を身近に感じてもらおうと、「ふれあい移動水族館」が8月20日、学校法人鎌田学園あづまの幼稚園(鎌田千恵子園長)で行われた。
これは、川崎市多摩区を拠点に活動するNPO団体に依頼し、同園が10年ほど続けている行事。年少から年長までの全園児と、卒園生も参加した。
当日はあいにくの雨模様だったが、玄関先に並べられた観賞用のケースや大きなプールを前に子どもたちは興味津々。今回はコイやナマズ、フナ、金魚、ザリガニなどのほか、普段は砂漠に生息し、子どもが乗れるほどの大きさの「ケヅメリクガメ」が用意された。
最初はケースから離れて眺めていた子どもたちが、スタッフに「触ってごらん」と促されると恐る恐る手を伸ばす姿も。そして、慣れて来ると積極的に生き物を手に乗せたり魚をつかんだりするなど、歓声を上げながら夏休みの一日を楽しんでいた。
移動水族館は、天候に左右されず、アレルギーや喘息の心配もないとされているため、幼稚園や保育園などで実施することが多いという。同団体は、「生き物に直接触って、遊びの中から命を少しでも感じてもらえれば」と話した。
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