瀬谷区版 掲載号:2015年8月27日号
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夏季果樹持寄品評会で優秀賞を受賞した 石川 知成さん 橋戸在住 33歳

梨作りは地道に、泥臭く

 ○…「今回の受賞はたまたま。自分は父が選んできてくれた梨の色味や大きさを見た程度」と控えめに語る。今年3月から就農し、実家の梨園で働き始めた。JA横浜主催で8月19日に行われた夏季果樹持寄品評会に初参加し、「幸水」を出品。全127点(梨89点・ぶどう38点)の中から、優秀賞7点のうちの一つに選ばれた。「新聞で結果を知り、驚いた。とても励みになる」と笑顔を見せた。

 〇…実家が梨園を始めたのは、自身が中学生の頃。同時期に始め、大学まで続けた剣道の練習の傍ら、手が空くと直売所での販売や、草取りを手伝ったこともあった。「一度社会に出ることで、広い視野を身に付けたい」との思いから、大学卒業後は愛知県の自動車メーカーに就職。品質管理を行う仕事に就いた。サラリーマンを辞め、実家の梨園を継ぐことにした経緯を「時期が来たため」とサラリ。現在は雑用を中心に、父親の指導の下で、少しずつ勉強中だ。

 〇…「ものづくりにはプロセスがある。形として世に出すまで、その間の管理が大事」。これまでやってきた仕事と梨作りに共通項を見出す。さらに、重要視するのは日記をつけること。毎日記録することで小さな変化にも気付けるといい、その記録が積み重なって次の梨作りに生かすことができる。ポイントは「地道に、泥臭くやること」だ。8月は多忙な時期。収穫した梨は翌日直売所に並べるが、早い時は30分〜1時間ほどで売り切れる。浜なしのブランドについて「責任もあるが、そうやって意識することが大事だと思う。自分がおいしいと思える梨を作りたい」と意気込む。

 〇…「1歳の息子と唯一遊べる」雨の日は大事な休息日。多忙な日々のリラックス法の一つだ。当面の目標は「父から教えられたものを一つの基礎として、自分のオリジナルを見つけること」。伝統を守りながら、自分らしい梨作りに向き合っていく。
 

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