横浜市立学校教諭の視野を広げることを目的とした企業研修が8月3日から5日間、(株)栁沼建設(栁沼芳光社長)で実施された。
同社に派遣されたのは、今年4月から市立日枝小学校=南区=の副校長を務める益子照正教諭。デスクワークではなく、実際に建設現場に赴き、現場監督に同行し研修を行った。内装や外装仕上げの作業補助など、力仕事を手伝った日も。益子副校長は「現場監督の仕事は人対人。クラス担任に通じるところもある」と話した。また、「現場での段取りなど、見通しをもってやっている様子は大変参考になる」と、全く異なる職業でも学ぶことは多いこと実感したと言う。
8年ほど前から研修を受け入れている同社。栁沼社長は「給料を貰っている社員でさえ人の話を聞かないもの。ましてお金を貰っていない子どもたちが、つまらない話を聞く訳ない」続けて「先生は見方が偏りがち。視野を広げ、子どもたちの興味を引くような話のできる先生へと成長する手助けができれば」と話した。
03年から市教育委員会の発案で始まった企業研修。今年は教諭886人が参加、102社の企業で研修を行った。
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