横浜市は11月13日、市指定文化財として上行寺(金沢区)が所有する「木造日蓮聖人坐像 附 紙本墨書法華経および法華経書写目録8巻」など3件、登録地域文化財として市所有の「木村坦乎先生の碑」(浅間車庫前公園)など2件を新たに決定した。
「日蓮聖人坐像」は、日蓮宗祖師の日蓮聖人の肖像で、像の高さは50・4cm。像内には法華経および法華経書写目録が納入され、その記述から1406年頃の製作とみられている。中世以前にさかのぼる日蓮像は、全国的に見ても稀少だという。上行寺の倉多亮修住職は「我々にとっては信仰の対象だが、今回は歴史的にも価値があると認めていただいた。これをきっかけに一人でも多くの方にお参りいただければ」と話す。
今回の指定・登録により、市指定文化財は158件、登録地域文化財は95件となった。
今回登録された文化財は次のとおり。※〈 〉は所在場所。
【指定】▽有形文化財(彫刻)/木造日蓮聖人坐像 附 紙本墨書法華経および法華経書写目録8巻〈金沢区・上行寺〉▽有形文化財(彫刻)/木造方外宏遠坐像〈戸塚区・海藏院〉▽有形民俗文化財/街頭紙芝居 附 舞台・拍子木〈都筑区・横浜市歴史博物館〉
【登録】▽地域有形文化財(歴史資料)/木村坦乎先生の碑〈西区・浅間車庫前公園〉▽地域史跡/松ヶ崎横穴墓群〈港南区・県立横浜明朋高校〉
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