阿久和小 思い込め、6年生舞う 隼人高和太鼓部とコラボ
阿久和小学校(鈴木正憲校長)で1月7日、同校6年生児童全31人と横浜隼人高校和太鼓部とのコラボレーションが実現した。演舞での両校の交流は初の試み。
2015年度自主企画事業として、地域の高校との交流に取り組む阿久和小。高校生が真剣に打ち込む姿を間近で見ることで、「子どもたちに将来の目標や向上心を持ってもらいたい」(鈴木校長)という思いから、今回は近隣の横浜隼人高校和太鼓部に演奏を依頼。その後話が進み、演奏を見るだけではなく、6年生が取り組んでいるよさこいの演舞「HARUKA」との共演を同校が提案。同部も快諾し、「新年にふさわしい、夢のコラボ」が実現した。
隼人高和太鼓部は04年に同好会として発足。昨年は神奈川県高等学校和太鼓選手権で最優秀賞を受賞するなど活躍を見せている。同部が披露したのは「屋台囃子」と「孤高」。12月下旬のコンクール後から練習を始め、限られた時間の中、朝や放課後を利用して練習を重ねたという。
阿久和小学校の6年生が同部とのコラボで披露した「HARUKA」は、今年の学習発表会「あくわ博」で児童らが披露し、思い入れも強いという楽曲だ。元々太鼓の音が入っていたこともあり、コラボに最適だとして決定した。
両者が実際に演奏を合わせることができたのは当日のみ。同部は「HARUKA」の音源をもとにアレンジを加えた。6年生31人が演舞を、その後方で同部が演奏をする形で共演。揃いの法被を着た児童らの躍動感ある動きと、力強い和太鼓の演奏が見事に合わさり、会場に集まった保護者や地域住民らからは大きな拍手が送られた。
6年生を代表し、西野隆太君は「一緒に合わせてもらえて嬉しかった。残り3カ月の小学校生活で、良い思い出になったと思う」と話した。同部の小野夢華部長(2年)は「普段は和太鼓がメーンのため、今回のように引き立てる側は新鮮だった。距離感など課題も見つかったので、機会があればまたコラボしたい」と話した。
|
|
|
|
|
|