認知症について理解を深め、高齢者との接し方を改めて考えてもらおうと、原小学校(桃井陽子校長)で2月1日、6年生を対象に「認知症サポーター養成講座」が行われた。
同講座は、桃井校長が前任校の緑園西小学校=泉区=で実施しており、「卒業を控えた6年生に、認知症の知識をつけて巣立ってもらいたい」と、同校でも開催を決めたという。
当日は、日頃から地域で講座を開いている瀬谷区阿久和南部地区の認知症キャラバンメイトや、阿久和地域ケアプラザの職員らもスタッフとして参加した。「これは物忘れの症状か、認知症の症状か」とクイズが出題されると、児童らは色付きの紙を挙げて回答=写真。楽しみながら学んでいった。後半は、児童や教員らが映像に合わせて役を演じる「おばあちゃん どこ行くの」を披露。「急に大きな声を出さない」「優しい言い方で、気持ちを傷つけないようにする」など、接し方について改めて考えた。講座を終えた児童からは、「近所にお年寄りの方が多いので、困っていれば声をかけてみようと思った」と感想が上がった。
2015年度の瀬谷区阿久和南部福祉保健計画策定にあたり、学校で出来ることは知識を伝えることだと考えたという桃井校長。「今日学んだことを家庭で話題にしてほしい。今後も6年生のこの時期に、継続して行っていきたい」と話した。
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