「震災から5年」を考える 5日に映画上映と物産展
2011年3月11日に東日本大震災が発生し、まもなく丸5年。瀬谷区ではこの未曽有の大震災を忘れず、被災地を支援していこうと復興支援事業を企画。5日(土)にドキュメンタリー映画上映会や被災地物産展、11日(金)以降も、街頭募金などが行われる予定だ。
被災地を定点観測
瀬谷公会堂で3月5日、ドキュメンタリー映画「大津波 3・11未来への記憶」(監督・脚本:河邑厚徳/2015年)が上映される。震災直後から各地を定点観測して撮り続けられた世界初の3D立体映像(当日は2D上映)を元に、大津波の脅威や被災者の物語を描いた作品。NHKメディアテクノロジーが制作に携わっている。
当日は、瀬谷ボランティアバスで2度被災地を訪れた、瀬谷区在住の斎藤玲奈さん(柏木学園高校3年)が司会を担当。斎藤さんは、「テレビで見ている状況とは全然違った」と被災地での体験を振り返りながら、「知らないことを知る良い機会。上映会を通して、被災地のことを伝えられたら」と意気込みを話した。上映会は午前10時開場、10時30分上映開始。参加無料。全席自由席で、定員350人。
二ツ橋公園と区役所2階ロビーでは、「被災地物産展」を同時開催。岩手県、宮城県、福島県の海産物などが販売され、売り上げは復興支援に活用される。販売開始は正午から。公会堂ホワイエでは復興支援ボランティア活動のパネル展を開催する。区役所地域振興課は、「被災による教訓を生かし、復興を願い支援するとともに、今後も安全で安心できるまちづくりに向け、復興支援事業を行っていく」と話している。
3月11日に街頭募金
瀬谷区社会福祉協議会による「瀬谷ボランティアバス」が今年も実施される。そこで、ボランティアバスの活動を広く知ってもらい、必要な資金を集めるため3月11日、瀬谷駅(午後2時30分から3時30分)と三ツ境駅(午後2時から3時)で街頭募金が行われる。区社協では、当日の募金活動に参加できる人を募集している。希望者は明日4日(金)までに瀬谷区社協山本さん【電話】045・361・2117へ。
釜石の今を知る
3月12 日(土)はせやまる・ふれあい館で「ボランティアのつどい」が開催される。「釜石からのメッセージ2016」と題し、横浜隼人高校の生徒とともに、当日は釜石社協の職員が参加。この5年間での経験や、今後の歩みなどの話を聞く場が設けられる。
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