横浜隼人中学・高等学校=阿久和南=女子卓球部が、中高揃って全国選抜大会に出場する。中学は13年連続、高校は10年連続で挑む全国の舞台。地元瀬谷区の応援を追い風に、日本一を目指す。
中学は、昨年12月に行われた神奈川県中学校秋季卓球大会で優勝。3月26日(土)、27日(日)に福岡県北九州市で行われる「第17回全国中学校選抜卓球大会」に出場する。中学卓球部主将の冨田真子さん(2年)は県大会を振り返り、「去年と比べ、チーム力が足りていない」と分析。「全国大会は強豪校と多く当たる。厳しい状況で戦ってきたのはこれまでも同じ。個々ではなく、皆で戦うという意識で向かう」と全国への思いを語った。
高校は11月の県大会で優勝、12月の関東大会では2年ぶり4回目の優勝を果たし、3月26日から28日(月)に福島県郡山市で開催される「第43回全国高等学校選抜卓球大会」への出場を決めた。関東大会では、試合前に先輩たちが優勝した時の映像を見返すなど、士気を上げたことも2年ぶりの優勝につながった。「ほかのチームは主力の3年生が抜けていたため、チャンスだった。チーム皆で一丸となれた」と高校卓球部主将の林茜さん(2年)は話す。10年連続で挑む全国の舞台に林さんは、「選抜大会は前から楽しみだった。合宿で気持ちを高め、優勝を目指したい」と意気込んだ。
同部顧問の岸昌宏教諭によると、全国大会は「中高とも、夏に向けての前哨戦」。さらに、「3年生にとっては最後の試合が続く。その中で、これまでの先輩たちの思いを引き継ぎ、どう結果に出していくかが大切」と話した。指導に当たる小林秀行コーチは、「ただ大会に出て満足ではなく、結果が付いてくることが大事」とし、「総合力で戦う隼人」を強調した。
中高一緒に練習を行うのが同部の特徴。先輩と後輩が刺激し合える環境で、日頃から切磋琢磨している。寮はなく、部員は自宅から長時間かけて通学。保護者や地域に支えられている。岸教諭は、「周囲の支えは本当にありがたい。地域の力を追い風に、全国で戦って来たい」と話した。
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