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新たな生活へ共に歩む 大船渡で在宅被災者支援

社会

掲載号:2016年3月31日号

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 宮城県名取市に本部を置く公益財団法人共生地域創造財団。栄区出身の石井優太さんは2012年7月から同財団岩手事務局(大船渡市)で、仮設住宅に住みながら支援を続けている。

 フリーランスのプログラマーとして働いていた石井さん。「千年に一度とも言われる災害。身動きがとれる状況だからこそ今動くべき」と11年5月に個人ボランティアとして被災地へ。継続的に取り組むため翌年7月に大船渡へ移住した。

 当初の主な支援対象は避難所に入れず被災した自宅で生活する「在宅被災者」が中心だ。行政でも状態の把握が難しく支援が行き届かないことが問題とされ、発災から半年で一度も物資が届かない人も。同財団は市から委託を受け、津波浸水域に建つ住居を全戸訪問して状況を調査。活動理念の「伴走型支援」に基づき、必要な世帯へ物資の提供や見守りなどを通じて生活再建に向けた支援を進めてきた。「毛布を持っていくと『本当にありがとう』と涙を流された方もいた」

 同市では復興に向け仮設住宅団地の撤去・集約化も進められているが、いまだに生活再建のめどが立たない人も多い。石井さんらは撤去予定の団地に住む人への対応も担う。「住んでいる方々が順調に新しい生活に移れるかどうか」と話し、次の生活に向けて踏み出す被災者と共に歩んでいく。

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