厚生労働大臣表彰を受賞した 大梅 広美さん 相沢在住 62歳
苦労も笑顔で笑い飛ばす
○…「実感ないけど光栄に思っています。周りの人たちのおかげ」。長年にわたり調理師として努め、技術の発展や調理師の育成に貢献した人へ贈られる「2015年度厚生労働大臣表彰調理業務功労者」を受賞。「今後もいただいた賞に恥じないよう精進していきたい」と笑顔で喜びを語った。
○…29歳の時、学校給食の調理師を目指し独学で調理師免許を取得。「でも公務員に応募できる年齢を過ぎちゃっていて」。無理なものは仕方ないと自分で店を開くことを決意。しばらく、居酒屋などで勉強を積んだ後、30歳で和風スナック「アキレス」を開店した。「前向きでめげない性格なの。巳年だから粘り強くてちょっとのことじゃへこたれない」と笑い飛ばす。当時、名前を店名にするのが主流だったがそれを嫌い「アキレス」に。悩みながら引いた辞書に「永遠や不滅、無理をしなければ続くとあって、自分に合ってる」と店名に決めた。
○…通称ベトナム通りと呼ばれる飲み屋街の一角、カウンター10席ほどの店だった。初めは全然飲めなかったお酒も「いつの間にか一升飲めるようになってた」と照れ笑い。明るいママの話とお酒、美味しいおいなりさんを目当てに多くの常連客が集った。その場所で28年、瀬谷駅そばに移って5年続いた店を一昨年、惜しまれつつ閉店。「いい仲間、いいお客さんに恵まれた年月でした」と目を細める。現在は相模原市の福祉施設に調理師として勤務、腕を振るう毎日だ。時々、介護の仕事も手伝う。「慣れない介護の仕事は大変だけど料理は好きだし、楽しく働かせてもらっています」。
○…休日は家事のほか「ボケ防止と称してゲームばっかりしてる」と笑う。スマートフォンを使いこなし、流行りのアプリゲームに熱中。今年高校生になる孫ともコミュニケーションアプリで連絡を取る。「娘もいいけど、やっぱり孫は可愛い」と若々しくもおばあちゃんの一面を見せた。
瀬谷区役所から防災・減災に関するお知らせ自宅が安全ならお家で避難が有効。自宅の安全を確保し、備蓄品を準備しましょう。下記動画もチェック。 https://www.city.yokohama.lg.jp/seya/kurashi/bosai_bohan/saigai/t20230904115015761.html |
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