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瀬谷警察署（飯島政則署長）は４月15日、２０１６年の振り込め詐欺被害状況を発表した。発生件数は10件（前年比７件増）、被害額は６９１万１７７２円（前年比約２９０万円増）。昨年の同時期と比べて被害件数、被害額ともに増加していることがわかった。
発生した10件の内訳はオレオレ詐欺が３件（被害額約２４８万円）、架空請求詐欺が２件（被害額約30万円）、還付金詐欺が５件（被害額約４１２万円）。同署生活安全課によると、最近増えているのが医療費や年金などの還付金詐欺で、被害額も１人あたり１００万円以下が多いという。大半が、区役所や市役所の職員を名乗る人から電話→「還付金があります」と言われ→（無人の）ＡＴＭに行くよう指示を受ける→携帯電話から相手の言うままに操作→いつの間にか相手の口座に現金を振り込んでしまう、といった内容。同署では前兆電話が確認された時点でマイク放送を行い、金融機関とも連絡を取り合うなど、詐欺発生防止への体制を強化している。同課担当者は「還付金がある、と役所の人が電話をすることは絶対にありません。電話で還付金の話は詐欺です」と注意を呼び掛けている。
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