連続2年間の無火災を達成したとして、細谷戸連合町内会(大坪陸男会長)に対し4月18日、感謝状が贈呈された。同会では日頃から「ビーハイブ(蜂の巣)活動」という見守り活動を行っており、地域一体となって防災に取り組んでいる。
市は毎月15日を「市民防災の日」と定め、自主的な防災活動を推進している。さらに地域特性にあわせ、「市民防災の日・区推進委員会」を各区に設置。同委員会は連続無火災の到達目標に達した地域に対し、表彰を行っている。
6自治・町内会、1千13世帯を抱える細谷戸連合自治会は、2014年3月27日から無火災を継続してきた。今年3月26日、2年間(730日)の連続無火災を達成。感謝状を受け取った前会長の中地一行さんは、「今後も、細谷戸に住んでいる皆さんが連合町内会を一つの家族と考え、他人事とはせず、無火災に務めていきたい」と話した。
同自治会では、季節ごとに地域で防災訓練を行うなどして、日頃から防火・防災に対する意識を高めている。昨年9月には、防災拠点としている相沢小学校で訓練を実施。今年2月にも冬季訓練として、地図などを用いた机上訓練を行い、避難場所などについて確認し合ったという。
「安心キット」を活用
細谷戸地区で取り組んでいる高齢者の見守り活動「ビーハイブ(蜂の巣)活動」も、地域の防災に一役買っていると中地さん。この活動は、蜂の巣のような細かい網の目を地域に張り巡らせ、高齢者の見守りを行おうというもの。活動の一つとして、かかりつけ医や服薬内容、緊急連絡先など必要な情報を入れた容器「安心キット」を活用している。普段は冷蔵庫に入れておき、緊急時に駆け付けた救急隊員が見る仕組みだ。
団地が多く、棟ごとに責任者を置いて状況を把握しているという同地区。会費徴収時や一斉清掃日に確認し声を掛け合うなど、さりげない見守りを行っている。中地さんは、「外部からは分からないことも多い。自治会が組織として見守り活動を行うことが、防火や防災につながるのでは」と話した。
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