瀬谷区を中心に活動する合唱団「瀬谷ゴスペルクワイア」。6月で設立15年を迎えることに合わせ18日、瀬谷公会堂で15周年感謝コンサートを行う。ディレクターを務める北川良子さんは「皆が一つになり、歌を届けられたら」と話している。
ゴスペルは、直訳すると「神の言葉」「福音・良い知らせ」という意味を持つ。一般的なブラックゴスペルはジャズやブルースなどをルーツとし、リズムやコーラスで神への賛美を歌うものとされている。
2000年、瀬谷キリスト教会のクリスマスで初めてゴスペルを披露したメンバーによって、翌年6月にスタートした「瀬谷ゴスペルクワイア」。設立メンバーの一人、石山裕美さんは「すごく楽しかった。自分たちだけで終わりにするのはもったいないと思った」と設立時の思いを話す。
下は5歳、上は70代まで約50人の幅広い世代が集う。05年頃から指導にあたる北川さんは、「基本が口コミ。この2、3年で一気に人数が増えた」と実感を語る。15年の間には教会の移転などもあり、存続が危ぶまれる時期もあった。しかし、多くのメンバーは変わらず残った。「子どもたちが大きくなり、今は大人とのバランスが良い。人数が多く、歌声を揃えるのは大変だが、一つになる瞬間を味わえるのは嬉しい」と北川さん。楽譜はなく、普段は月3回の練習で耳と体を使って曲を覚えるという。
コンサートは「瀬谷ゴスペルクワイア」のほか、子育て中の母親たちによる「ママゴス」なども参加し、計14曲を披露する予定。北川さんは「半年かけて作り上げてきた。難しい曲への挑戦もある。皆のやる気や勢いがついてきたので、本番でも良いものが届けられたら」と話している。午後4時開演。入場無料。
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