横浜・瀬谷地図くらぶ(代表・田中常義さん)主催の展示「瀬谷にあった戦争の記憶・上瀬谷軍事施設〜地図・写真でみる戦争遺産〜」が瀬谷区役所で行われた。
同会は地図を使用し、瀬谷の歴史を調査している団体。今回は、今年5月に瀬谷図書館で行った内容に、田中さんと同会の渡邉敏男さんが中心となり行った調査で得た、新たな情報を加えた。「戦時下の瀬谷」と題した第1部には、実際に空襲の被害を受けた住宅の庭にある、樹木の写真を展示。生々しい焼夷弾の痕が見て取れる。「前回の展示の際、偶然地元の方から声をかけてもらえた」とし、区内の被害状況について、当時の詳しい様子を聞き取ることができたという。調査を振り返り、「これまで欠けていた情報を追加し、紹介することができた。瀬谷区にとっても大きなこと」と田中さん。今後も引き続き調査を続けると話した。
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