瀬谷さくら小学校(武藤牧子校長)はこのほど、日頃行っている「さくらの子応援隊」の活動が評価され、2016年度「地域学校協働活動」推進に係る文部科学大臣表彰を受賞した。市内では同校を含め2校が選ばれた。
2010年、当時の下瀬谷小学校と日向山小学校の再編統合によって開校した同校。同年には、保護者や地域住民、学校の代表などで組織された「学校運営協議会」が発足した。今回受賞対象となった「さくらの子応援隊」部会も、この協議会内の部会の一つで、地域コーディネーターと呼ばれるメンバーを中心に児童らの学習支援などを行っている。活動は以前から続けていたものだが、同協議会が発足したことで、より「地域全体で学校を支えていこう」という動きが強くなったという。
活動の一つ、「算数サポート」は毎週火曜日、3・4年生各クラスの算数の授業に同部会のメンバー6、7人が入り、学習の手助けを行うもの。つまずいて先に進めない児童には、分からない点をともに考え、理解できるよう指導する。このほか、畑に苗を植える栽培指導や、音楽の授業で行うウクレレ体験などが主な活動となっている。
同部会の代表として、12月8日に行われた表彰式に出席した野口元さんは「受賞は活動が認められたということで、やはり嬉しい」と笑顔を見せた。さらに、活動を通して、学校側や子どもたちとのコミュニケーションにもつながっていると話す。同校の武藤校長は「子どもたちのことをよく考えてくれていて、学校側も安心して任せることが出来る」と感謝を述べた上で、「活動を続けていくために、保護者の皆さんにも取り組みを知ってもらう工夫をしていきたい」と話した。
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