阿久和東の長屋門公園で10月15日から17日までの3日間、瀬谷茶華道協会(崎本扇萠代表)による生け花の作品展「花回廊 春秋おもてなし」が実施。前日14日は「公開いけこみ」として準備の様子が一般公開され、同園を訪れた人たちの注目を集めた。
同協会では年2回、区内で作品展を開催。秋は、歴史ある佇まいが魅力の長屋門公園を会場に、母屋や屋外などに作品を展示する。3年目となる今年は、崎本代表や会員らが手掛けた14点が飾られた。
9月上旬に会場説明会を実施。参加者らはそれぞれ好きな展示場所を選び、デッサンを提出した。「自分で考えて作ることが重要」と崎本代表。イメージを膨らませ、当日を迎えた。
崎本代表が取り組む生け花は「草月流」といい、個性を尊重した自由な作風が特徴。同展でも形式に囚われない大胆な作品が並んだ。中には、屋外に展示する大きなサイズの作品に2人で取り組む人たちも。竹や流木など素材を組み合わせ、時には工具を使いながら作業を進めていった。
いけこみを公開することについて、崎本代表は「どのような人が生けたか聞かれることも多い。完成品だけではなく、過程も見てもらえたら。作品を自由に感じてほしい」と話した。
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