愛媛県で開かれた国民体育大会のサッカー少年男子に、阿久和西の石井宏育(ひろやす)さん(旭高校1年)が神奈川県代表として出場。トップ下で攻撃陣のタクトを振りながら2得点を挙げ、2年ぶり7度目の日本一に貢献した。
トップ下でチーム引っ張る
国体サッカー少年男子は10月1日から5日まで行われ、24チームがトーナメントで優勝を争った。神奈川は、横浜F・マリノスユースに所属する石井さんをはじめ、Jリーグのユース選手を中心に構成。個々が高い技術を持ちながらも、大会に向けては夏合宿を行い、チームプレーに磨きをかけて王者返り咲きを狙った。
初選出の石井さんは、大会2ゴールを記録した。優勝候補の一角である静岡と対戦した準々決勝では、試合の均衡を破る先制点を奪取。ゴール前でボールを受けて相手DFをドリブルでかわし、右足のアウトサイドでゴールに流し込むという技ありのプレーだった。
広島との決勝戦は、延長後半にFW宮城天選手がPKを決めて優勝を手繰り寄せた。「決めてくれると信じていました。(試合終了の瞬間は)皆で抱き合って喜びました」と振り返り、「選抜チームだけど、合宿や練習を通じてメンバー間の絆を深めたことが優勝に結びつきました」と笑顔で話した。
プロ目指して
石井さんは5歳でサッカーを始めて、小学生まで地元の原FCに所属、中学からマリノスでプレーしている。足元の技術に優れ、味方選手の特徴に合わせたパスでゲームをつくる。
目標はプロ選手。今はユースのAチームを目指しており、「敵とボールを奪い合う時の体の強さや、プレーや状況判断のスピードをもっとアップしたいです」と意気込んでいる。
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