肢体不自由児が安心して暮らせる社会を目指す「NPO法人 浜松地区肢体不自由児親の会」(静岡県浜松市)が9月末、障がい者や要介護者も利用しやすい店づくりを進める「チャイニーズレストラン風の音」(瀬谷区三ツ境)を訪問。脳性小児マヒによって重度の障がいがある子どもたちなどが、車椅子に座りながら中華料理を楽しんだ。
同法人は肢体不自由児の療育や自立促進、福祉意識の啓発などを目的として結成された。発足から50年以上が経った現在は約200人の会員がおり、脳性マヒ児童集団療育事業や地域ボランティア交流・育成事業などを展開している。
今回の訪問は、神奈川方面への旅行の一環。これまでの旅行は、車椅子で食事できる店が見つからず、バスでご飯を食べることもあったそう。インターネットで同店を見つけて、車椅子で食事でき、刻み食などに対応している点、トイレがバリアフリーであることなどから利用を決めたという。会員は「ゆっくり食べられる場所を探していた。このようなお店は静岡では珍しいのでありがたい」と話す。
この日は、親やボランティアスタッフ含めておよそ30人が来店した。食事した子どもらは「最高の味です」などと喜んだ様子だった。
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