神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2017年11月2日 エリアトップへ

横浜市 残業時間、5年振り減少 9月に新システムも導入

社会

公開:2017年11月2日

  • LINE
  • hatena

 2012年度から続いた職員の超過勤務時間増加に歯止めをかけようと市は昨年9月、残業上限時間に新基準を導入。16年度は5年振りに減少に転じ取組みに一定の成果が表れたことがわかった。今年9月に新システムを導入するなど継続して縮減に努める一方で、部局毎の負担平準化が課題となっている。

 市総務局の担当者によると、2012年度から増加の一途をたどっていた主な要因は11年に発生した東日本大震災発生後の災害対策強化や、市が強化する待機児童問題による職員の対応等が背景にあると考えられるという。

月80時間を上限に

 課長補佐級以下約2万人の職員による勤務実績時間は、12年度が256万時間、13年度269万時間、14年度274万時間、15年度280万時間と推移。16年度も8月まで増加傾向が続いたが、同9月から職員の残業上限時間を100時間未満とする国より厳しい80時間という新たな基準を導入した。その結果、実績時間は269万時間と、5年振りに減少に転じた。今年度も8月を終えた時点で前年同期比13万時間減となっている。

 昨年導入した基準では、原則月45時間・年間360時間、特例で年間720時間とし、繁忙期は特例の範囲内で上限を月80時間とした。また、業務に関して緊急性・優先度の明確化や、業務量自体の減少・廃止などを進めてきた。今年9月からは超勤累積時間が原則の45時間を越えた時点で各職員が扱うパソコンのトップ画面に警告メッセージを表示。責任職にも同様表示されるよう庶務事務システムを改修した。また、消防局が「超過勤務時間を減らす21の提案」とした小冊子を作成するなど、部局ごとでも縮減に取り組んでいる。

課題は部局毎の偏り

 全体の勤務実績時間が減少する一方、部局毎の負担の平準化が課題となっている。16年度の部局別平均残業時間は、34・4時間の国際局を筆頭に、医療局、温暖化対策統括本部、こども青少年局、文化観光局などと続くが、ほとんど残業がない部局も多く、負担が偏っているのが現状。また、15年度に年間720時間を超える残業を行った職員は122人、過労死ライン年間960時間超の職員が13人存在した。

 市は「業務の効率化など限界がある面もあるが、日常的に職員間で仕事のカバー関係を作り、繁忙期などの業務量の偏りを是正していく。今後も市民サービスに支障がない範囲で実施していく」としている。

瀬谷区役所から防災・減災に関するお知らせ

自宅が安全ならお家で避難が有効。自宅の安全を確保し、備蓄品を準備しましょう。下記動画もチェック。

https://www.city.yokohama.lg.jp/seya/kurashi/bosai_bohan/saigai/t20230904115015761.html

<PR>

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

全国展開だから安心査定

ただいま査定額40%アップ実施中です。

https://www.otakaraya-shop.jp/akuwa/

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

瀬谷区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook