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元全日本労働総連盟 国際局長 相原正雄 新しい働き方と休み方 働き方改革について考える
昨年から政府による「働き方改革」が始まりました。
日本人は海外から見ると勤勉、働き者などと言われることがありますが、今の日本は国際的に見ても生産性が低く、労働時間も長いです。改革はそれらの問題を解決し、働きやすい社会を作ろうと育児休暇の取得や、賃金の値上げなどを行い、労働力不足を食い止めようとすることが狙いです。昨年は長時間労働による自殺や病気など、労働を巡る多くの問題が起こった年でした。本来、労働とは時間によって賃金が支払われなければなりません。しかし、相手のことを優先して行動する日本人のDNAは過剰な残業や休日出勤を招いています。これらの問題を解決していくためには個人、企業が今までの働き方を見直し、休みと仕事の切り替えを上手に行うことが大切です。見直しには時間がかかりますが、改革を機に、新しい働き方と休み方を模索していくことが必要です。
最後になりますが、本年は「戊戌」の年です。
戊は鉞で「まさかり」が原字です。戌は茂と同じで物事が繁茂して風通しが悪くなり、大鉈を振るわないと大事になることを告げています。自分の身の回りやこれまでの体制に大鉈を振るい、みなさんにとって素晴らしい年になることを願っています。
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