インフルエンザの罹患者数が横浜市内で増加している。瀬谷区の2018年第2週(1月8日〜14日)の定点あたり患者報告数は34・14となり、流行警報を発令する基準(30)を上回っており、全区で最も高い数値だ。市では、本格的な流行期に入ったとして、予防を呼びかけている。
市衛生研究所では市内153の医療機関を「定点」として、インフルエンザの罹患者数を調べている。同研究所などの発表によると、18年第2週の定点あたり報告数は市全体で22・87となり、前週より13・43増加した。年齢別にみると15歳未満が全体の約55%を占めているものの、ここ5週は成人の割合が増加傾向にあるという。瀬谷区の定点あたり報告数は、12月中旬から年明けは9・29〜17・33で推移しており、第2週に入って急増した。
市全体の学級閉鎖は、授業が始まった第2週で小中学校それぞれ1件だったが、第3週(15日〜21日)は17日時点で小学校を中心に100施設以上、患者数1300人以上に上っている。保育園、病院や高齢者施設などでの集団感染の報告も続いており、更なる注意が必要だという。
予防法は十分な栄養と睡眠の確保、手洗いの徹底、マスク着用、人混みを避けることなど。また、インフルエンザ発症後に熱が下がっても、3〜4日は静養して人との接触を避けるべきだという。
※1月22日起稿
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