神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
瀬谷区版 公開:2018年1月25日 エリアトップへ

瀬谷銀座通り商店会 60年の「あゆみ」1冊に 直筆イラストで変遷辿る

経済

公開:2018年1月25日

  • LINE
  • hatena
手描きのイラストが載ったページを開く伊藤会長
手描きのイラストが載ったページを開く伊藤会長

 今年7月に発足60周年を迎える瀬谷銀座通り商店会(伊藤吉治会長)が1月18日、新年会を行い、記念誌「あゆみ 振り向けば60年」を初披露した。伊藤会長自らイラストを描くなど冊子作りに奔走し、500冊が完成した。

 瀬谷銀座通りは瀬谷駅南口付近から厚木街道まで伸びる商店街。現在、同会には飲食店や理容店など70店舗が加盟している。

 記念誌作成は同会として初の試み。伊藤会長の発案で、「イベントよりも後世に残る物を作ろう」と、作成が決まった。2016年12月頃から取り掛かったが、詳細な資料はほとんど残っておらず、「情報集めが一番大変だった」と伊藤会長。当時のことを覚えている人を探し出し、10人以上にインタビューを行って話をまとめた。

 工夫した点は、「おじいちゃんが孫に昔話を語って聞かせる、会話形式のイラストで商店街の歴史を説明したこと」。館長を務める柔道場「善道館」のポスターなどを日頃から描く伊藤会長自ら筆を取り、ほのぼのとしたタッチのイラストで、通りが砂利道だった頃や瀬谷センター開館時の大売出しの様子を振り返った。また、会話の横には、当時のニュースや流行歌などの情報を併記。時代背景が一目で分かるよう工夫したという。鮮明な写真が見つからず情報に乏しい場合はイラストで補完し、商店街を含めた瀬谷の雰囲気が伝わる一冊となった。

 新年会で伊藤会長は、「一人では出来ないと改めて実感した。大変だったが、完成品を見た時その苦労も吹き飛んだ」と笑顔であいさつ。瀬谷駅南口の再開発に触れながら、「町が変わっていく中、商店街も前を向いて進んでいきたい。明るく、安全安心の商店街を目指す」と力強く語った。

 記念誌は同会所属の病院や美容院の待合室、「善道館」横の会長事務所でも閲覧できるとしている。

瀬谷区版のトップニュース最新6

公式マスコットが決定

国際園芸博覧会

公式マスコットが決定

自然の感情を伝える精霊

3月28日

地域店舗の活性化に一役

瀬谷小5年生

地域店舗の活性化に一役

独自メニューやレシピ本で

3月28日

新社殿、地域に披露

熊野神社

新社殿、地域に披露

催しも再開へ

3月21日

住宅の脱炭素化へ本腰

横浜市

住宅の脱炭素化へ本腰

補助や新制度で普及後押し

3月21日

新聞で商店街の魅力発信

区内小学生

新聞で商店街の魅力発信

こだわりや人柄掘り下げる

3月14日

避難所備蓄に不安も

災害時トイレ

避難所備蓄に不安も

携帯型、1日で尽きる恐れ

3月14日

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 3月14日0:00更新

  • 2月29日0:00更新

瀬谷区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook